顎関節症のお痛みは、顎の関節の痛みと筋肉の痛みがあります。
顎関節の痛みは細菌感染のない炎症が起こっているためにお痛みが出ていると考えられています。炎症の原因が解消されて、完治するのであればよいのですが、多くの場合炎症の原因が解消されずに炎症が慢性化して落ち着いてくるものと考えられます。
例えば、かみ合わせなどが原因で炎症が起こっている場合、かみ合わせを改善しないと原因となる問題は解決しませんが、時間がたつと痛みの急性症状が落ち着き、炎症が慢性化した場合にも痛みが落ち着いていくことがよくあります。
こういった場合、痛みが落ち着いたから顎関節の問題が解決したわけではなく、慢性化して症状がわかりにくくなっただけのことであるかもしれません。
慢性炎症を放置していくことで、下顎頭の吸収や、関節円盤の前方転移などの関節の異常が進行してしまうかもしれません。
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